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2021/03/07 06:37



私の暮らす地域に続く伝統行事、代々厄年の年代が行う大曲の梵天。
2021年2月26日、無事に諏訪神社に奉納されました。
春頃に梵天の材となる木を山から切り出して来る「伐採の儀」から始まる大曲の梵天は、その後も様々な儀式を経ながら行われる神事ですが、今年の厄年、夫の年代55年会はコロナ禍の中、行うのか中止とするのか、その都度議論され揉めに揉めた年代だったかと思います。

中止や縮小を余儀なくされる儀式もあったけれど、やっぱりやると決めて梵天を完成させ、お祓いを受けて神様となり、厄年の会員の家々や企業を巡行して厄を吸い取り、神社へ奉納となりました。

梵天奉納の日である今日は前後3〜4年の年代の人たちも応援?に来て見守り、今年も無事に奉納された事を祝っていました。55年会の男の人たちは最後には感極まり、涙で顔を濡らしながら声をあげ、熱い気持ちが満ちていました。(肝心の梵天が神社の中に入っていくクライマックスは用事があり見逃してしまった…涙)
代々続く儀式、梵天の作り方、唄、お酒、法被…

色々大変なことはあったけれども、続いてきた事を繋いでいくという事、お祭りや伝統行事という事について、身近な所で考えさせてもらえた期間でした。

期間限定ではあるけれど、神様と一緒に暮らすという貴重な時間があったこと。あとは棟梁としての役職を立派に務め上げたお父ちゃんの一生に一度の勇姿を、子供たちに見せてあげれて良かったなと思います。